






屋久島の森を次の世代に手渡すために

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屋久島照葉樹林ネットワークはこの貴重な植物の自生地である森林を守るフィールドでの活動と保護指定を求める取り組みを希望を持って弛まず進んでいきます
そして、その希望が実現するためには、屋久島の自然保護に関心を抱き、応援していただける多くの人の声と志が大きな力となるでしょう






保護指定への道筋のゴールは
まだ遠いのが現状です
現実に今、自生地の破壊は進行しています


この基礎調査で明らかになった結果を基に国立公園や生態系保護地域の指定を求め
国(環境省、林野庁)、屋久島世界遺産地域科学委員会などへの要望書を提出してきました
もしこの指定が叶えば、世界遺産地域への編入も可能になり、全島の垂直分布が拡張され、屋久島全体の森林生態系がしっかりと守られます



まず、
低地照葉樹林の重要なポイントである
島内河川流域での詳細な
植生・希少種調査を実施し
この森の生物多様性を証明する論文を
発表しました



屋久島照葉樹林ネットワークは
この屋久島に残された里の聖地とも言える
この貴重な原生林を後世にどのように
残すかを考えて
2016年に活動を起こしました



しかし、この貴重な森は
自生地が破壊される危機にさらされています
保護区域の指定を受けることもなく
人の生活地に近いことや
隣接する人工林の伐採などにより
徐々に失われつつあります
この森を国立公園や世界遺産地域に含めることが屋久島の自然保護における喫緊の課題です





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そして、林床(地面)には
固有種の豊富なシダ類をはじめ
絶滅危惧種や希少植物
さらに近年
この森の中で世界で初めて見つかった
世界新種
初の国内新産の菌従属栄養植物や
ムヨウラン類が多数発見され
学術的にも注目を集めています
その命の元ともいえる菌類の豊かさに支えられた様々な命がつながり合って生きている、まさに生物多様性の宝庫の森です


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そこには、
少なくとも林齢150年を越える森の中に
イスノキ、タブノキ、スダジイ、ウラジロカシ、ヒメシャラ
などの大木が荘厳な原生林を形成しています。